カテゴリ: 快適な家作り・暖房冷房
窓で工夫するマイホームの風通し
大阪では昔から、風は東西に抜けるものだから、家を建てる時は東西に窓をつけろといわれていました。
東西でなくても、窓があるのと無いのとでは風の抜け具合が全然違います。
マンションなどは、風呂に窓がついていない方がはるかに多いのですが、そのかわりに換気扇は必ずついています。
少し高級なマンションなら、たとえごく小さな窓であっても「窓付きだから、お風呂はいつもカラッとしています」などと、鬼の首を取ったように広告します。
ただし、洗面所、脱衣場、風呂場のラインは、マンションであっても戸建てであっても一番換気の必要な場所である事は間違いないので、窓と換気扇の位置を良く考えて、風の通り道を確保しなければなりません。
洗面所ではたいてい洗濯機も置くので、どうしても湿気がこもりますね。
洗面台の脇にルーバー窓などを取り付けるのはどうでしょうか。
それから、もしリビングルームを吹き抜け空間にするのであれば、吹き抜け上部の壁に開閉式の窓をつける事で、空気の流れはよくなるでしょう。
いっぽう、居室で風を通り抜けさせるためには、二カ所の窓を対面に設置するのが理想なのですが、間取りの関係で窓が一つしかつけられない部屋が、どうしても出てきます。
たとえば寝室や子供部屋、書斎などですね。
そういう場合は、換気のために部屋のドアにスリットをつけたり、ドアの上の方に開閉式の欄間をつけたりという工夫が必要になります。
室外が廊下なら、廊下に面した壁にも窓をつけるのもいいでしょうね。
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マイホームに軒(のき)は本当に不要ですか?
日本の古い民家は夏涼しいといいます。
原因は色々あるのでしょうが、一つには軒が深い、ひさしが大きく張り出しているということがあると思います。
軒やひさしが大きく張り出していると、夏の日差しが屋内に入り込むのを、ひさしが無い場合に比べて数時間は遅らせてくれます。
その分、室内の温度を無駄に上げないわけです。
一方、最近の住宅デザインでは軒やひさしは敬遠されているようですね。
夏の日差しに対する軒・ひさしの効用は先に挙げました。
軒を出していない時のデメリットをいくつか挙げてみましょう。
日本は雨の多い国です。
軒が無いと、屋根と壁の継ぎ目に雨が当たって侵入する可能性があります。
浸入した雨水は内部の構造材を腐食させます。
軒が無いために雨水が直接あたる外壁部分は、傷みやすくなったり汚れやすくなります。
雨でなくても直射日光があたる事で、外壁の変色も進むかもしれません。
軒が無いと、雨が降りこむので窓が開けられず、エアコンを使うのが余分な光熱費になります。
雨漏りや外壁のメンテナンス費用あるいはエアコンの光熱費などは、長い目で見ると無視出来ない額になるかもしれません。
古くからある日本建築では、庶民の質素な家でも必ず軒やひさしは張り出しています。
気がつきにくい部分ですが、家を保護してくれているわけです。
マイホームのデザインを考える時には、一度、軒とひさしの役割も気に留めてみて下さい。
深い軒があれば、吹き降りでない雨の時に窓を開けてみるのは風情があっていいものですよ。
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増えています、マイホームの「外断熱」
気密性の高いマンションで、冬の朝に窓のカーテンを開けたとき、窓ガラスにまるでスプレーしたかのような露付きを見てびっくりしたことはないでしょうか。
あるいは押し入れ内の壁にべったりと露がついているのを経験して、初めて断熱という事を意識した方は多いと思います。
この結露の問題は、冷暖房の効率の事と合わせて、住まいの断熱方法の違いによって大きく左右されます。
といっても、マンションや賃貸住宅の場合は自分ではどうする事も出来ませんが、マイホームを建てようかという時には、どういう断熱方法を選ぶかがとても大切な問題になってきます。
住まいそのものの断熱方法には大きく分けて「内断熱」と「外断熱」があります。
従来から一般的に行なわれているのは「内断熱」と呼ばれる方法で、壁・床・天井に断熱材を敷き詰めます。
「外断熱」では、建物の外側部分に断熱材を張りつめて、いってみれば建物全体を断熱材で包み込むというものです。
両者の違いは、建物全体が蓄えられる熱容量の大きさの違いです。
それを暖房効率の面から見ると、外断熱では壁・床・天井が熱を蓄えるので、暖まるまでは時間がかかるけれどもその代わりに冷めにくいという特徴があり、寒冷地向きともいえると思います。
一方、結露の面から見ると、外断熱では建物の外側で断熱が行なわれるため、家の構造体内部で結露が起りにくいというメリットがあります。
構造体内での結露は腐食につながりますが、目につきにくいため厄介な現象です。
内断熱より外断熱の方が建築コストはかさむのですが、最近は、内部結露の事を考えて外断熱方式を選択する人が増えて来たようですね。
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断熱サッシでマイホームは魔法瓶
ペアガラスは最近でこそよく目にしますが、北海道ではもうずいぶん前から標準で使っていました。
土地柄、暖房のランニングコストに直接影響する部品には敏感で、必要に迫られるから取り入れて来たのでしょう。
本土で長く知られていなかったのは、ひとえにコスト高のためです。
最近断熱サッシとして取り上げられて来たのは、それだけ生活が豊かになって来たという事でしょうね。
従来のような一枚ガラスだと、外気と室内の空気はガラス一枚で隔てられているだけなので、部屋に居て窓ガラスに触れると、外の温度がそのまま指から伝わってきます。
真冬には、これは寒いはずです。
それに寒いだけではなく、結露によって、朝見ると水滴が窓ガラスにべっとりというのはよくある事ですね。
断熱サッシにすると、まずその結露が無くなって、なるほど断熱だと納得がいきます。
ガラスが二枚あるため、気密性も高く、遮音性能も非常に優れています。
その特徴を生かして、道路に面した部屋とか、ピアノやオーディオを楽しむ部屋として最適ではないでしょうか。
断熱サッシは、熱伝導率の低いサッシと複層ガラスを組み合わせて作ります。
サッシといっても従来のようなものではなく、特殊構造のアルミサッシ、樹脂製のサッシ、木製のサッシなどありますが、いずれも熱を伝わりにくくしたものです。
複層ガラスも、保温性に優れた特殊な金属膜をコーティングしたものなど、やはり色々な種類のものがあります。
今では断熱サッシが標準装備になっている住宅もあります。
断熱サッシは価格は高いのですが、冷暖房のランニングコストを減らせるのは間違いないので、今住んでいるお家でも、断熱サッシに取り替える事を検討する値打ちは充分あるのではないでしょうか。
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